理想の台所

安い,使いやすい,ものぐさ管理でよい,を満たす理想の台所とは。主夫歴25年で到達したあれこれを,建築から小物までゆるゆると記します。

冷蔵庫&食器棚

冷蔵庫は2台で

新築にあたっては,冷蔵庫を買った。

470リットルの普通のもの。

しかし,冷蔵庫はいつか必ず壊れる。そして壊れた時,悲惨な状況となる。

冷蔵庫の故障を乗り切るには,予備の冷蔵庫があれば,とりあえず詰め替えておけばよい。そこで冷蔵庫置き場を2台分設け,これまで使用していた冷蔵庫を並置することとした。

古い冷蔵庫をワインセラー代わりに

15年も昔の,255リットルの背の低い小柄なタイプ。天板が耐熱板のため,オーブン類を設置でき便利。

この小さいほうには,主に酒類を入れている。ワインや日本酒は,保存状態で味がめちゃくちゃになってしまうので,定温暗所に保管したいため。一升瓶も入るし,チルドルームでキリっと冷やすこともできる。冷凍庫にはジンやウォッカなど,冷たいカクテルの材料を。

この古いほうの冷蔵庫はすでに何度か修理しているが,このところまだまだ順調そのもの。

どちらが不調となっても,こうしてバックアップがあると安心このうえない。

食器棚は買い換えない

冷蔵庫2台と,これまで使っていた合板の安い食器棚2台とは,キッチンの奥まったところに向かい合わせでこっそり配置してある――食器棚は,作り付けたかのようにキチキチにはまるよう,壁を構成してある。よくあるハウスメーカーの間取りだと「パントリー」と書いてあるような箇所。

II型システムキッチンのように,振り向けば皿,振り向けば調理,のようにはいかないが,数歩歩くだけのことなので,不便は感じない。むしろ,冷蔵庫と食器棚という,キッチンにおいてあまりにも存在感のある既製品の2要素が奥まったところにあることで,「私の台所」という雰囲気をキープすることに成功していて気にいっている。