理想の台所

安い,使いやすい,ものぐさ管理でよい,を満たす理想の台所とは。主夫歴25年で到達したあれこれを,建築から小物までゆるゆると記します。

壁と床

調理台の前は窓

調理台とシンクの前は,横長の横滑り出し窓。建具屋さんによる木製サッシ。窓枠縁に,庭の花などを小さく生けて,風景を背景として楽しむことができる。

火の周りの壁はステンレス板でくるむ

コンロ周辺の壁は,ステンレス板でくるんだ。アルカリ電解水で拭くだけで,ステンレス作業台とともに,いつでも簡単にピカピカにできる。

IKEAのステンレスバー GRUNDTAL[廃番]をつけて,鍋やらお玉やらをぶら下げておきます。

ちなみに他の壁は,家じゅう真壁造りのラワン合板クロスなしで統一。天井も木毛セメント版を梁に乗せるだけとして,大工さんだけで施工でき,内装屋不要のコストダウンが図られている。

床は杉の無垢板のまま

家じゅうの床を安い杉の無垢板(30mm)としたが,台所も同じく杉板でいまのところ問題ない。キッチンマットの類も使っていない。濡れたらすぐ拭く,それくらい。

賃貸時代の,なんとなくネッチョリした感触の冷たいクッションマットのキッチン床を思い出すと,冬は暖かく夏は涼しい,この無垢板のやわらかな感触は,すばらしいとしか言いようがない。

3年が経過し,アルカリ性の飛沫によるものだろう,うっすらとした灰色模様が気になってきたので,マキタのランダムオービットサンダーにタオルバフで湿拭きし,蜜蝋を塗布してみた。キレイになったが,保護効果はしばらく見てみないとわからない。